知事に頼んでみた

路上駐車の件で警察に通報しても、
現場の警察官ができる範囲での対応になってしまうので、
限界を感じます。

ここでも何度か書いていますが、
警告の紙を貼るか、犯人が分かっている場合には、
車両を移動するように注意するかのどちらか。
長時間駐車は違反ですが、この違反での検挙はしてもらえません。
結果、注意されてもしばらくすると、路上駐車犯がまた駐車し始める始末。

警察官は地方公務員です。
地方公務員ということは、地方行政のトップである知事に現状を訴えて、
組織の上部から指示が出れば何か変化があるかも?
ということで、県庁HPから知事に連絡してみました。

ざっと、以下のような感じです。

1. 10年以上路上駐車に悩まされていて、
   警察に通報して個別に対応をお願いしているが、
   その場限りの対応で終わってしまうので、根本的な解決にならない。
2. 個人的な活動だけでは限界がある。
   行政として、路上駐車をなくそうという姿勢や取り組みが必要だと思っている。
3. 近隣の県警のホームページには、
   「違法駐車・路上駐車はやめましょう」といった
   啓発のページがあるが、本県警ホームページには存在しない。
   本県では、違法駐車・路上駐車に対して、全く関心がないということか。
4. 路上駐車で困っている人達は、大多数が泣き寝入りしているので、
   実際に表面化している苦情件数よりも、もっとたくさんの人達が
   被害に遭っている。
5. 路上駐車をなくすため、行政としても積極的に活動して欲しい。
6. 近隣の県警と同様に、本県警ホームページにも、
   「路上駐車をやめましょう」のページを作って欲しい。
7. 行政のトップの方針として、路上駐車対策を積極的に行う、
   という方針を示し、組織的な活動を行ってもらいたい。

しばらくして、県知事からということで、E-mailで返事が来ました。

内容はちょっと意外なもの。

県知事が県組織のトップだと思っていましたが、
この件に関しては、知事の力が及ばないような話でした。
警察は地方自治体設置の組織なのに???、です。
(警察に相談して下さい、と言われてしまった)

ただ、行政としては「路上駐車限定」での話では難しいようで、
「交通安全対策」の一環としての路上駐車対策、という話なら
やりやすいようでした。

結局、効果的な結果は得られず・・・。
まあ、いつものことですが。

数か月後、県警のホームページを見ていたら、
なんと、こんなリンクが新しくできていました。

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一部分だけですが、一人の一般人の意見を聞いてくれたみたいです。
知事、この場を借りて、お礼を申し上げます
(知事本人はこのブログを見ないでしょうけど)。

近隣の路上駐車常習犯対策としての即効性はありませんが、
啓発活動の一つとしては意味があったかと思います。
公的機関のホームページに新たに記述が追加されたわけですから、
個人が書いているこのブログとは重要度が違います(笑)。